周りは一面の田んぼ。その真ん中に、青い人工芝のテニスコートが1面だけ浮かんでいます。
ここは、雨が降るたびにぬかるんでいた農地を転用してつくったプライベートコート。ラインを工夫することで、テニスだけでなくフットサルも楽しめる「2WAYコート」として生まれ変わりました。
今では、社会人テニスサークルやフットサルチーム、放課後の子どもたちが夕方になると自然と集まり、シーズンを通して使える地域のレクリエーション施設になっています。
この記事では、遊休農地からのコートづくりの考え方や、人工芝の仕様・おおよその費用感・進め方までをまとめています。自分の土地をテニスコートやフットサル場として活用したい方は、ぜひ参考にしてください。
導入ストーリー:農地だった場所に、青いコートが1面だけ
夕方5時、仕事終わりの社会人サークルが車で次々と集まってきます。
以前ここは、雨が降るとぬかるみが残る畑でした。地主さんは「このまま遊休地にしておくのももったいない」と感じていたものの、天然芝の管理や土のグラウンドの整備に手間がかかるのは避けたいという思いもありました。
「せっかくなら、テニスもフットサルもできるコートにしたい」
そんな相談から、競技用グレードのサンドドレス人工芝を使った多目的コートづくりがスタート。完成して初めてナイター照明を点けたとき、青いコートが田んぼの中に浮かび上がり、「ここ、本当にうちの土地だよね」とオーナーさんが笑っていたのが印象的です。
現場の背景と、もともとの困りごと
この現場には、こんな課題がありました。
- 農地のままだと、雨上がりにぬかるんで使えない
- 天然芝コートは維持管理が大変で、人手もコストもかかる
- テニスとフットサル、両方に使えるコートが近くになかった
もともと畑だった土地なので、水はけは悪くないものの、表面は細かい土。少し雨が降るとぬかるみ、車の乗り入れも難しい状態でした。
「地域の人が集まれる場所にしたいけれど、毎週の草刈りやローラー掛けまではとても手が回らない」というのが、オーナーさんの本音でした。
検討した選択肢と、人工芝コートを選んだ理由
最初の打ち合わせでは、次のような案も出ていました。
- 土のグラウンド(クレーコート)
- アスファルト+アクリル系ハードコート
- ホームセンターのロール人工芝でDIY
しかし、1つずつ検討するとネックが見えてきます。
- クレー:メンテナンスに専門知識が必要で、降雨後の整備も重労働。
- ハードコート:プレー感は良いが、転倒時の衝撃が大きく、フットサル利用には固すぎる。
- DIY人工芝:耐久性やボールのバウンドがスポーツ向きではなく、数年で張り替えの可能性が高い。
そこで採用したのが、テニスとフットサルの両方に対応できるマルチスポーツ用・競技用グレード人工芝です。人工芝テニスコートは、砂で芝を安定させることで、オールウェザー・中速のゲーム性と、土やハードより柔らかい足あたりを両立できます。
設計の3つのポイント(施工後)
- テニスコート+フットサルラインの「2WAYレイアウト」
テニスのシングル・ダブルスラインに加えて、フットサルのピッチラインを重ねて設計。テニス用のホワイトラインと、フットサル用の別色ラインを使い分け、プレー中に混同しないようバランスを調整しました。 - ITF推奨クリアランスを意識した余白設計
テニスコート本体は、国際テニス連盟(ITF)が定める23.77m×10.97m(ダブルス)の寸法を基本にしつつ、ベースライン後方6.4m・サイドライン外側3.66m前後の余白を確保。安全な走り込みスペースを確保しながら、敷地内に無理なく収めました。 - コート中央と外周で色を切り替え、プレーエリアを明確化
写真の通り、プレーエリアは濃いブルー、外周は明るいブルーで色分けしています。視認性が高く、テニスのベースラインやサイドラインが見やすいだけでなく、フットサル時にも「タッチライン」の感覚がつかみやすくなっています。
選んだ人工芝の仕様と、安全・環境への配慮
競技用グレード人工芝+ショックパッド
テニスコートは、ボールのスピードとバウンドがプレー性を大きく左右します。
ITFのコートペース分類では、コートの速さを「1:スロー〜5:ファスト」の5段階で評価します。
今回のコートは、テニスもフットサルも楽しめるよう、中速寄り(カテゴリー2〜3イメージ)の砂入り人工芝+ショックパッド構成を採用しました。
- 砂入り人工芝:
- 一年を通して同じバウンドが得やすい
- 表面に適度なすべりがあり、足・膝への負担を軽減しやすい
- ショックパッド:
- フットサルでの急なストップ&ターン時の衝撃を緩和
- 長時間プレー時の疲労感を軽くしやすい
テニスとフットサルの両方で、高校生からシニアまで安心して使える硬さとクッションのバランスを狙いました。
ゼロシンナー工法×鉄製ピン不使用
接着にはシンナーを含まないゼロシンナー工法を採用し、屋外でも気になりがちなVOC(揮発性有機化合物)のにおいを抑えています。
また、端部の固定には鉄製ピンを使わず、専用ボンドや部材で処理。時間が経って錆びたピンが浮いてくるトラブルや、シューズがひっかかるリスクを抑えました。
マイクロプラスチックとメンテナンス
今回のコートは、充填材を必要最小限に抑えた構成です。欧州では、人工芝スポーツ施設のゴムチップなど、意図的に添加されたマイクロプラスチックを含む製品への規制が進んでおり、今後はより環境負荷の少ないシステムが求められています。
定期的なブラッシングと砂の均しで、長期的なプレー品質を保ちやすい点も、人工芝テニスコートのメリットです。
費用・工期の目安と、導入までの流れ
費用・工期のイメージ
テニス1面+フットサル兼用コートの人工芝工事は、以下で費用が変わります。
- 既存地盤の状態(農地・砕石・コンクリートなど)
- 排水計画(側溝・暗渠の有無)
- ショックパッドの有無や厚み
- ナイター照明やフェンスとの取り合い
ITF推奨クリアランスを含めた「テニス1面分の敷地」は、長さ約36.6m×幅約18.3m、約670㎡がひとつの目安です。
この規模だと、地盤改良から人工芝施工までで、概ね1〜2週間前後の工程を想定します(天候等で前後)。
進め方:DIY計測→LINE→20分概算→現地→正式→施工
- DIY計測&写真撮影
土地のおおよその縦横寸法と、高低差がわかる写真を数枚撮影。既存の畑や駐車場でもOKです。 - LINEで送信 → 最短20分で概算見積り
写真2枚をLINEで送るだけで、人工芝のグレードやコートレイアウトを踏まえた概算金額を、最短20分でご返信します。ビデオ通話でのオンライン下見も可能です。 - 現地確認・正式プラン/見積り
地盤の状態や排水、テニス・フットサルそれぞれのライン取りを実地で確認。必要に応じて、フェンスやナイターとの一体提案も行います。 - 施工(購入/リースを選択可)
投資計画に応じて、一括購入だけでなくリースプランもご用意。将来の張り替え時には10年後買取サービスで撤去・更新の負担を抑えることもできます。
導入後の変化と、オーナーのひと言
完成からしばらくすると、近隣のテニスサークルやフットサルチームが口コミで集まり始めました。
- 雨上がりも、表面が乾けばすぐにプレー可能
- 夜はナイターで社会人サークルが利用
- 休日の日中は、子どもたちのミニゲームや親子テニス
オーナーさんからは、
「前はただの畑だった場所に、こんなに人が集まるとは思わなかった」
「自分も空いている時間に打てるし、地域の人が楽しそうに使ってくれてうれしい」
という言葉をもらいました。
遊休地の利活用としても、地域コミュニティの場としても、狙いどおりのコートになっています。
類似の施工実績(一例)
- 個人邸のプライベートテニスコート/サンドドレス人工芝・ITFカテゴリー認証品
- 学校のテニス&バスケット兼用マルチコート/ロングパイル人工芝+ライン色分け
- フットサル場併設の企業福利厚生施設/多目的人工芝ピッチ・リース導入
この記事のまとめ
夕方の田んぼの中に浮かぶ、1面だけの青いコート。
かつてはぬかるんだ畑だった場所が、雨上がりでも待ち時間少なく使えるテニス&フットサルコートに変わりました。地域のサークルや子どもたちが自然と集まり、週末には予約が埋まるほどのレクリエーションスペースになっています。
ゼロシンナー工法と鉄製ピン不使用、競技用グレード人工芝+ショックパッドで、安全面とプレー性の両方を意識したコートづくりを行いました。遊休地の活用に悩んでいる方は、まずは写真2枚をLINEで送るだけでOK。最短20分で概算をお伝えします。農繁期や大会シーズン前は施工枠が埋まりやすいため、「コートを作るなら今年かな」と思ったタイミングで、早めのご相談がおすすめです。
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よくある質問
Q1. 農地でもテニスコートやフットサルコートを作れますか?
A. 農地転用の手続きが必要ですが、条件を満たせばコートづくりは可能です。地盤の状態や水はけの良し悪しによって、必要な改良工事が変わるため、まずは現地確認を前提とした概算見積もりからご相談ください。
Q2. テニスとフットサルを一緒にすると、ラインが見づらくなりませんか?
A. ラインの色分けや、コート中央と外周の色分けで視認性を確保しています。テニス優先・フットサル優先など、どちらを主用途にするかでライン構成を微調整できます。
Q3. 雨の日や雨上がりは、どのくらいで使えますか?
A. 排水計画や下地によりますが、砂入り人工芝は水はけが良く、表面の水が引けばプレーしやすい状態に戻りやすいです。強い雨の直後でも、土のグラウンドに比べると再開までの時間が短くなるケースが多いです。
Q4. メンテナンスはどのくらい必要ですか?
A. 日常的には、落ち葉やゴミをブロワーやほうきで取り除き、必要に応じてブラッシングで砂と芝を均一にします。高頻度で使う施設では、年に1回程度の専門メンテナンスを行うと、プレー性と見た目を保ちやすくなります。
Q5. 費用面が心配ですが、リースなどはありますか?
A. あります。初期費用を抑えたい場合は、月額のリースプランや、将来の張り替え時に利用できる10年後買取サービスもご用意しています。投資計画に合わせたシミュレーションも可能ですので、お気軽にご相談ください。
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